院長権丈洋徳
久留米大学医学部卒業後、聖路加国際病院に外科レジデントとして勤務。九州大学病院で産婦人科医師としてのキャリアを積む。病院勤務と並行し、2014年より権丈産婦人科医院で診療開始。2019年院長に就任。日本産科婦人科学会産婦人科専門医。母体保護法指定医。
多様化するお産の在り方に寄り添い
質の高い無痛分娩の提供に努めています
当院は父の代から50年以上にわたり、志免町を中心に粕屋郡や福岡市周辺地域の皆さまのお産を見守ってきました。自然分娩では妊婦さんの産む力をできるだけサポートし、一緒にお産を乗り越えられるよう、スタッフが一丸となり寄り添うことを心がけています。また、時代の移り変わりとともにお産の在り方も多様化しており、無痛分娩、計画分娩、帝王切開分娩、里帰り分娩、立ち合い分娩などさまざまなニーズにお応えできるよう取り組んでいます。
特に最近では、無痛分娩について数多くのお問い合わせを頂いています。無痛分娩とは、妊婦さんが最も不安に感じておられる陣痛の痛みを麻酔で和らげながらお産をする方法です。当院では、日本産科婦人科学会産婦人科専門医と麻酔科標榜医の2人体制で、質の高さにこだわった無痛分娩を提供しております。一人ひとりのご要望や状況に合わせて麻酔の量を調整しています。このサイトでは当院で行っている無痛分娩について詳しくご紹介いたします。疑問やお悩みなどがありましたら、何でもご相談ください。
産婦人科と麻酔科の
医師2人体制でサポート
お産を見守る産婦人科の医師と陣痛の痛みを和らげる麻酔を担当する医師の2人体制で、安全に留意し手厚くサポートしています。
硬膜外麻酔による
無痛分娩
無痛分娩の麻酔として、現在一般的に用いられている硬膜外麻酔(局所麻酔)を主体とした無痛分娩を行っています。
妊娠中からお産に
向けた体作りを支援
自然分娩と同様、お母さんには「産む力」が必要です。お散歩やマタニティーヨガなどお産に向けた体作りも支援しています。
里帰りや立ち合いでの
無痛分娩にも対応
妊婦さんはもとよりご家族の希望にも寄り添っています。立ち合い分娩では感染対策にご協力いただき、安全性に配慮しています。
新生児は小児科の
医師とともに管理
お産が終わると赤ちゃんのお世話が始まります。産婦人科の医師だけでなく小児科の医師ともに管理し、こまやかに見守ります。
STEP1:無痛分娩の希望確認
妊娠初期より無痛分娩の希望を受けつけています。27~28週頃に外来診療で再度お産の方法について確認を行い、34週頃までに無痛分娩の希望を決めていただいています。まれに発生することがある合併症やデメリットについても説明し、当院での対策・対応についてご案内します。里帰りで無痛分娩をご希望の方は、お電話で無痛分娩の希望をお伝えいただけると助かります。
STEP2:検査
34週頃に無痛分娩を行うにあたって必要な検査を受けていただきます。血液検査と心電図検査を行い、無痛分娩に必要な麻酔が可能かどうかを判断します。少しずつお産が近づくこの時期は、お散歩やマタニティーヨガへの参加などスムーズなお産に向けた体作りを積極的に行いましょう。マタニティーヨガは専門のインストラクターがオンラインで実施しており、ご自宅で受講できます。
STEP3:説明と同意
検査結果を確認した後に、ご本人とご家族に説明を行います。無痛分娩を行う際の実際の流れやメリット、デメリットを理解してもらった上で、同意書にサインしていただき、無痛分娩の準備を行っていきます。妊婦さんと赤ちゃんの安全を第一に考え、ご家族が満足できる状態で出産を迎えられるようサポートいたしますので、ご不明な点や心配なことは遠慮なくお尋ねください。
STEP4:無痛分娩開始
妊娠39週頃に計画分娩で無痛分娩を行います。入院し子宮の出口を広げ、陣痛促進剤で陣痛を整えて分娩へ。陣痛の痛みを和らげる麻酔は、一般的には陣痛間隔5分以下、子宮口が3~5センチ広がった頃から開始することが多いとされていますが、それ以前でもご本人が希望された時点から開始できます。痛みが不安な方は遠慮なくご相談ください。
STEP5:産後のフォローと新生児のケア
お産が終わると赤ちゃんのお世話が始まります。無痛分娩でお産されると、精神的にも余裕を持って赤ちゃんと向き合えるでしょう。当院では小児科の医師とともに新生児を見守っており、赤ちゃんについての心配事も気軽に相談できる体制です。退院後は2週間健診、1ヵ月健診を小児科医と共に実施、生後2ヵ月から始まる乳幼児の予防接種にも対応し、赤ちゃんの成長やお母さんの体調にも丁寧に寄り添っています。
権丈産婦人科医院
西鉄バス「志免」停留所より徒歩3分、粕屋郡志免町の県道68号線堺田交差点からすぐ